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辞める人と、辞められない人の違い
同じ会社で、同じくらい不満を持っている2人がいます。
片方は半年後に辞めていて、もう片方は3年後もまだいる。
この差は、なんだと思いますか。
よく言われるのは「覚悟の差」です。でも、実際に並べてみると、そうではありませんでした。
差がついているのは、辞めると言う前の準備のところです。
そして準備は、覚悟とちがって、今日から少しずつ増やせます。
違い① 順番が逆になっている
| 辞める人 | 辞められない人 | |
|---|---|---|
| 動き方 | 準備してから、言う | 言ってから、考える |
辞められない人は、順番が逆になっています。
「言えば、あとは何とかなる」と思っているわけではありません。
むしろ逆で、何も決まっていないから、言えないんです。
次が決まっていない。お金の見通しもない。
その状態で切り出すのは、誰だって怖いです。
だから「言えない」のではなく、「言える状態になっていない」が正しい。
ここが分かると、やることが変わります。気合いを入れる必要はなくて、準備を1つ増やせばいい。
違い② 社外に知り合いがいるかどうか
| 辞める人 | 辞められない人 | |
|---|---|---|
| 人間関係 | 社外にも知り合いがいる | ほぼ社内だけ |
これは、コネで転職しているという話ではありません。
外の話が入ってくるかどうかの差です。
社内しか知らないと、比べる相手が「今の会社の過去」しかなくなります。
すると「うちはこんなものだろう」で止まってしまう。
逆に、外の人と少し話すだけで、「それ、普通じゃないよ」と言われることがあります。
その一言で動き出した人を、何人も見ます。
社外の知り合いは、いま0人でも問題ありません
「友達を作れ」という話ではなくて、外の基準に触れられればいいだけです。
- 転職サイトに登録して、求人票を読む(応募しなくていい)
- 同じ職種の人のSNSを見る
- エージェントに1回だけ話を聞く
求人票を10件読むだけでも、相場は見えます。 ここが実質いちばん安上がりです。
違い③ 来月のお金が、見えているかどうか
| 辞める人 | 辞められない人 | |
|---|---|---|
| お金 | だいたいの見通しがある | 来月が不安 |
「貯金がある人が辞められる」と言われがちですが、少し違います。
金額そのものより、把握しているかどうかです。
毎月いくら出ていくのか。何ヶ月なら無収入でもつのか。
これを一度も計算したことがない人は、実際より不安が大きく見えます。
計算してみたら「思ったより持ちこたえられる」だった人もいるし、
「これは先に転職先を決めないと無理だ」とはっきりした人もいます。
どちらでも収穫です。 分からないままがいちばん動けません。
なお、失業保険は、自己都合で辞めた場合すぐには受け取れないしくみがあります。
条件や期間は変わることがあるので、ハローワークで最新の内容を確認してください。(ここは年によって変わるので、この記事では断言しません)
3つの差は、今日から埋められます
並べ直すと、こうなります。
```
辞める人 準備してから言う / 外の基準を知っている / お金が見えている
辞められない人 言ってから考える / 社内だけ / 来月が不安
```
覚悟の話が、1つも出てきません。
やる順番は、しんどくない順でいいです。
| 順番 | やること | かかる時間 |
|---|---|---|
| 1 | 毎月の支出をざっくり出す | 30分 |
| 2 | 転職サイトで求人票を10件読む | 1時間 |
| 3 | 有給の残り日数を確認する | 5分 |
| 4 | エージェントに1回話を聞く | 1時間 |
ここまでやっても、まだ辞めなくていいです。
でも、この4つが終わった人は、「言えない人」ではなくなっています。
「準備は済んだのに、言えない」なら
準備が終わっても、切り出すところで止まる人はいます。
そこは、また別の話です。
そもそも今の職場が続けていい場所なのか迷っている人は、こちらもどうぞ。
最後に
辞められない人が弱いわけではありません。
準備の順番を、誰にも教わらなかっただけです。
そして準備は、辞めない場合でも無駄になりません。
支出を把握して、外の相場を知って、有給の残りを確認する。
それは「辞めるための準備」というより、選べる状態になるための準備です。
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